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【ヤミテラ・RiNa(Vo)】◆独占インタビュー◆バンド史上最大キャパ、4月2日Zepp SHINJUKUへ──。「限界値や目標値に向き合わないと結局終わっちゃう気がする」
別に俺はコメディアンになりたいわけじゃない。
────ところで今回のZeppはバンドにとって史上最大キャパシティです。一昨年のリキッドルーム以来の大きな挑戦じゃないですか?
RiNa:そうですね。自分たちで自分たちを追い込むようなスタイルですね。Zeppってネームバリューもあるし、ファンの方もワクワクするし不安にもなる会場ですよね。普通の人が聞いても“コイツら無理してんなぁ”ってわかると思うじゃないですか。
────でも、決して不可能ではない。
RiNa:そう。無謀ではあるけど無理ではない。あと無料チケットとかも施策としてあるし、新宿っていう場所柄もあるので是非来てほしいんですよね。なかなかヴィジュアル系って観に行くのに勇気がいるとは思うけど、外へ向けて広げる動きもして行かなくちゃいけないですよね。長い目で見て盛り上げるには。このZeppにはそういう狙いもあるんですけど、まずは何より、一人の人間が一つ好きなことっていうのを見つけて、それに向かってこう突き進んでるってところを感じて欲しいです。そこから生きる活力とかを与えることが出来たらと思います。「明日から私も頑張っちゃおうかな」って思ってもらえるためにライヴやってるので。
────個人的には男の子とかにも見てほしいバンドですね。生き様が伝わるんじゃないかなって。
RiNa:ヴィジュアル系は結構いますからね。見た目に反して泥臭いマインドのバンド。うちもYoutubeのショート動画であるあるネタとか上げてるじゃないですか。
────それも誤解を生みそうではある。ですが…ってことですよね。
撮影会 地味に悲しいランキング #ヤミテラ #v系 #ヴィジュアル系 #shorts
理由 LIVE 2023.11.01渋谷REX
RiNa:そう(笑)そこに至るプロセスを理解してくれてる人もたくさんいるんですけどね、ファンはもちろん解ってくれてるし。別に俺はコメディアンになりたくてあれをやってるわけじゃなくて、ライヴハウスというシーンにそれがつながればと思ってやってるので。結構、あの動画を見てライヴに来てくれて、想像と真逆でそこからファンになってくれた方もいるんですよ。“ふざけたワイワイコミック系かなと思いきや、なんかすごく感動しました。”とか伝えてくれて、それは嬉しいですよね。結局何が一番悲しいって人に知られないまま終わっていくことじゃないですか。ああいうアプローチ見てヤミテラダサいって思われるのはまだいいんですよ。
────知られてる時点で意味がある。
RiNa:そうですそうです。ヤミテラって名前がちょっとでも脳に入ってるんだったら良いじゃないですか。音楽が届く可能性が0%のところがが10%にはなるかも知れない。UVER worldのTAKUYA∞さんじゃないですけど「全部やって確かめればいいだろ」精神です。