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【ヤミテラ・RiNa(Vo)】◆独占インタビュー◆バンド史上最大キャパ、4月2日Zepp SHINJUKUへ──。「限界値や目標値に向き合わないと結局終わっちゃう気がする」
RiNaから見た4人の“仲間”
────メンバーの4人はRiNaさんから見てどんなキャラクターですか?
RiNa:何かを極めるのに適した人間たちって感じですね。キャラクターが全然違っていて、例えばベースの湊叶は考え方がすごく柔軟な男ですね。あと誰からも愛されるし、誰とでも仲良くなれる愛くるしさがあるというか…バンドにいてくれると助かる存在ですね。
▲湊叶(Ba)
────愛くるしいですよね。誰とでも温度を合わせるのが上手な人というか。僕もトークイベントでご一緒させていただいたことあるんですけど、すぐにその場に溶け込んでくれる方です。華もありますし。
RiNa:蘭樹(Gt)もそういうところあるんですよ。あとアイツは…カッコつけマンですね(笑)
────あははは。蘭樹さんも以前インタビューしたことあるんですけど、寡黙そうに見えて明快な思考力がある…クレバーなイメージです。
RiNa:いや、でもアイツには自己プロデュース能力をもっと身につけてほしいです。カッコつけるのが好きなんだろうなって思うんですけど、もっともっとかっこつけていい。色んな人からも可愛がられているし、そういうキャラだし、アイツはかっこいいじゃないですかシンプルに。だからそれが今よりも、もっと出るんじゃないかなこれからって。こんなもんじゃないと思ってますよ。
▲蘭樹(Gt)
RiNa:で、じゅんじゅんなんですけど、彼は一番繊細だと思います。人間としてすごいちゃんとしてるんですよ。時間をちゃんと守ったり。
────時間を守るのは普通ではありますが(笑)控えめに振舞いつつも、ヤミテラの盾みたいな頼もしい存在ですよね。
RiNa:そうですね。文章とか言葉遣いとかもしっかりしているので外部の人とやり取りすることとか多い役回りを任せているんですけど頼もしいです。一方で、感情の起伏も実は激しい一面もあって人間らしい男だなとも思います、じゅんじゅんは。
▲じゅんじゅん(Dr)
────この前ラジオ「#V系って知ってる?」にヤミテラが出演して下さったときも、じゅんじゅんさんは入り時間の1時間前にはスタジオ付近で待機してましたからね(笑)あの寒い中。その気遣いに驚きました。
RiNa:僕が表現を出すのが得意なタイプで、他の4人は熱量を内に閉じ込めているタイプなんでしょうね。それが温度差に見えて良くないこともあるんじゃないかなって気にしたりはしてますけどね。
────でも、そのコントラストがステージ上での個性になっていると思いますよ。一見しただけだとどう解釈するかを聴衆に委ねることにはなりますが。
RiNa:そういう部分で誤解はされやすいかなって感じですね。
────その反面、ちょっと踏み込んでヤミテラを好きになった方は長く応援したくなるんじゃないですか?
RiNa:おっしゃる通りで、それは常々感じてて本当にありがたいです。ウチの強みだと思ってます、ファンの人は。で、その温度差を感じさせるのが上手ギターのShuKaですよね。めちゃくちゃクールじゃないですかステージが。だから「気持ちを全面に押し出すヴィジュアル系っぽいギタリスト像とか興味ないの?」って聞くんですけど「いや、俺はあれだけがかっこいいとは思わないし、自分自身のギタリスト像があるから。」っていう感じで。まぁだからあれがShuKaなんだなと理解してます。
▲ShuKa(Gt)
────極論、汗一つかかないようなクールなステージワークは大きな特色です。細やかな押し引きで目を奪う玄人好みの人だなと。
RiNa:考え方もクールなんですよ、ShuKaは。「感情とか気持ちを出す前にもっと完璧に演奏しないと。まずはそれからでしょ。」っていう根の部分が強いので、そういう点ではギタリストっぽい。個々のスキルを重視していて、感情で押し切って良いライヴが出来たと思っても、彼の中では違ってて。演奏の部分を怠ってないかいつも冷静に分析してますね。